徧照寺の歴史(縁起)
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1597年
開基は、小田原家の医師をしていた号・西玄叔
当時主君の子どもが危篤状態に陥った際に
祈祷をし、薬を処方すると たちまち病気がなおりました
主君は大変喜ばれたが 家臣よりねたまれ
辞し、遠賀郡竹並の地にて、出家をした
当時は、真言であったが、浄土真宗(本願他力)に帰依し
本願寺に「天照寺」と寺号を賜った
それが、徧照寺の開基である
ちなみに、子どもに処方した薬は
良薬と伝えられ、昭和近年まで遠近より求められくる人がいたそうです。 -
1777年
火災により本堂・庫裏が全焼
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1782年
当時の本堂は、茅葺屋根であり
門信徒の皆様が作業してくださったおかげで
本堂は再建されました -
1880年3月
「新宮山 天照寺」は、
神宮にはばかりがあると明治政府の命により
「光明山 徧照寺」へと改めた。 -
1909年
本堂建て替え
私たちのご先祖や、有縁の方々の深い願いにより
3年の歳月をかけて、本堂の建て替えが行われました -
1991年
台風の影響により、本堂の屋根や雨戸が損傷
修理をしながら、修改築の思いが昂じていました -
2004年
台風により、樹齢200年の大木が倒れ
鐘つき堂(鐘楼)倒壊
本堂も大きな被害があり、改築を余儀なくされました -
2007年
坂の下にありました本堂を
現在の場所へ移築し、今に至ります
今の本堂には、できる限り改築前の本堂の
資材を使っております -
徧照寺は、400年余り、多くの方のお力があり相続されてまいりました
*記載がある1777年の火災により、記録がほぼ消滅したため 残っている伝記を用い作成しました